9日間に渡り開催してきた当別ひな飾り展~桃の節句と端午の節句~が終わりました。
参加してくれた方やお手伝いしてくれた方に感謝です。
今回はコロナも終わり10回記念という事で様々な取り組みをしました。
◯開催時期を3月から4月に移動。これにより桃の節句と端午の節句を同時に飾ることができた。
◯4月だと足元が良く歩きやすい。雪がなくて見通しが良く、駐車場も雪が解けている。
◯期間中に様々なイベントを実施した。
◯歴史講座と篠笛コンサートは青山軌道の開拓に想いを馳せ、篠笛の音を聞きながら日本人の感性を呼び覚すことができた。
◯俳句を詠む吟行(ぎんこう)ワークショップはその発想がイベントの幅を広げた。こういう街歩きもあるのか、他人の見どころや表現が斬新、ひな飾りと俳句のコラボ、など気づきがたくさんあった。
◯染色ワークショップは会話や手仕事、動きをイベントに与えてくれた。染色も「和」文化のひとつ。
◯旧湯山邸での展示、ワークショップやミニコンサートは古民家を活用した本格的和空間の魅力を提供してくれた。
◯教育委員会に頼んで伊達記念館を土日開放してもらった。延べ30人近い来場があり、管理人から簡単な説明を受け当別町の歴史について学んだ方も多かった。
◯当別町商工会に頼んで春のキッチンカーフェスをまちなか駐車場で開催してもらった。天気に恵まれ売り上げもそこそこで沢山の子供達や友達仲間が会場に足を運んでくれた。多分300人以上は来たと思う。
◯旧米口さんを桃の節句会場と郵便局を端午の節句会場とする区分けが良かった。ちょうど歩いて2、3分だったのが良い距離感だった。
◯旧米口さんでは桜餅や柏餅、小さなひな飾りを販売し、思ったより売り上げがあった。何か買って帰りたいという需要への対応を考慮すべし。
◯田西会館や山田産商、YOU電気、スエタさんなどがボリュームある展示に協力してくれイベントに華を添えてくれた。
◯チラシは写真を多くし、マップやスケジュールを入れ、総合案内的に活躍した。
◯道新地方版、NHKニュース、朝の食卓などでの広告がそれぞれ地味に効果的だった。それを見て会場に来た人が別な人に教えて、その人が来ると言った連鎖反応が見られた。
◯まちづくり会社スタッフが開催期間中にこまめに情報をSNS上にアップしてくれた。
◯雛の会、甲斐の会、まちづくり会社の人が分担して会場係をやってくれた。
◯旧米口さんだけで9日間に約700人弱の来場があり、その人達が郵便局やその他の場所を回遊した。
町内の人も多かったが稚内や富良野、苫小牧など全道各地から来場していた。
◯今年も山下さんが写真集を作ってくれるだろう。あれはとても記録として良い。
◯神社の御朱印はあまり部数が出なかったようだけど、デザインはカラフルで良いものである。
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当別町には古い歴史に誇りを持ってる人がいる、曲がりくねった商店街に個性を認める人がいる。
その歴史的背景や景観環境にあった「和」を軸にしたイベントである当別ひな飾り展。
基本は人々の幸せを願う気持ちを込めて作った人形をみんなで愛でると言うところにあり、それがシビックプライドと町外からの交流人口増加につながって行く。
単なる復古的な「和」でなくそこに現代的なアート思考を掛け合わし、和文化の進化を表現する。
その舞台が衰退の象徴とされる商店街である。ひな飾りイベントに商店街再定義のヒントはないか?
10年と言う月日を重ねてきた人脈、風土、阿吽の呼吸、世の中での認知度。特に人的つながり、チーム力はこの10周年記念で強化された気がする。