ランダム選書でプーシキンの大尉の娘を読みました。
プーシキンはロシアの詩人・作家。
ロシア近代文学の先駆けとされる人らしい。
大尉の娘プーシキンが1836年に発表した小説で、実際に発生した争乱であるプガチョフの乱(1773年 – 1775年)を題材としているそう。
騒乱とはどの国でも起こるものだと思いました。
特に昔は政治体制が安定してないから争いが多かったのかも。
また人権や平等に対する意識は未発達だっただろうから残虐で強権的な行為も頻繁に行われていたのかも。
読書でビジネスに関して得ることを3つほどあげると、1つはその作品が書かれた時代背景を知り、今の時代が当たり前と言う先入観念を振り払う事です。
ビジネスで例えば新しい事に取り組む場合において、読書で読んだ世界も思考の範囲に含める事により、行動の選択肢が増える気がします。
次に読書では超一流の人の仕事に触れることができます。
物語の構成、文章表現、哲学的メッセージなど、超一流な言葉に触れる事で今自分がやってる仕事の質を向上させる事ができるとの仮説を持ってます。
最後は作家の人となりに触れる事です。
作家が何を訴えたいのかを知り、その人の生涯を調べて作品と重ねたり、社会的な功績などを評価する事により、作品としての自分の仕事と自分の存在を点検することができます。
プーシキンは文学的な家庭環境で育ち、反骨精神のため不遇を受け、決闘により37才で命を失う。
その生涯と作品を重ね、その関係性を今の自分(私)と私のビジネスとの関係性に置き換え、空想の中で主人公である私を評価する。
空想するのは自由。お金もかからない。
読書はこんな濃密な思考をする機会を与えてくれる。
と言う事で次に太宰治を読み始めました。