脱学校の社会。
イヴァン・イリイチが1971年に書いた本。
固定的に制度化された学校システムは子供達を消費者化し、学びの自由を奪ってる。
学校と言う制度を一旦白紙にし、ゼロから立ち上げるべきだ。
その際は様々な人達が先生の資格を得、子ども同士が教え合う。
脱学校教育は水道や道路のように無料で使いたいように使える仕組みであるべき。
イリイチは学校だけを批判してるだけでなく、学校化した社会も批判する。
確かに世の中には目的化された手段が多いよな。
その手段は経済原理に偏り不平等を生み出す。
イリイチは多分、クソ真面目なへそ曲がりなんでしょう。
そう言う人は世の中から煙たがられるか、攻撃されるんでしょうが、知的な批判精神は大事にしたいと思います。