2022.05.23

問いの立て方と解き方

自分の仕事を通じて何かを実現する。

無名な人も有名な人も同じく仕事を通じて何かをなさんとしてると思いますが、有名な人の中には優れてその仕方に抜きん出てる人がいます。
日本の数学者に岡潔という人がいました。

多変数関数や空間問題に自ら問いを立てて、数年間にわたり熟考し、何度か素晴らしい解き方を生み出して論文として発表する。

北大も含めて本州の大学に所属して生計を立ててましたが、時々、暴力事件や失踪を起こして辞めさせられたりします。

空間に関するある難題は自分で問いを立て解こうとしますが遂に解けずに終わります。
その苦悶は相当辛く、そんなこともありたまに奇行を起こしたのでしょうが、基本的には問いを解く忍耐力はすごいものがあります。

岡潔の偉業は日本より海外の数学者から高く評価されてました。

私は大学時代に農村集落計画と言う分野を専攻し、そんな関係もあって当別田園住宅事業に取り組んでる経緯があります。
農村居住に学問的と言うより実務的に取り組んでる訳ですが、農村の空間構成整理やゾーニング、意思決定や産業創出などなど、問いの立て方に甘い面があるなと岡潔の本を読んで思いました。

一旦問いを立てたら後は粘り強く、数年かかって解いていく。
素晴らしい解き方は簡単には生まれないが、ひょんな拍子に現れるかもしれない。

優れた人の問いの立て方、解き方には教えられる事が沢山あります。

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