2022.03.15

贈与について

「経済」は騒がしく落ち着かないが、「贈与」は静かで慌てない。
贈与は市場経済のすきまを埋める。

この本を読んでそう思いました。
近内悠太著「世界は贈与でできている」

著者が言う贈与には「もらってくれてありがとう」、だからもらった人はお返しを考えなくても良いのだ、と言う概念が入っています。

更にあげた人ももらった人も気づかない贈与まで含んでます。

もらった人が気づかないアンサングヒーロー(unsung hero=歌われない英雄)、陰の功労者が世の中には沢山いる。

この本で紹介されてる「ペイフォワード」と言う映画をNetflixで見ました。

「良い事」の伝承を始める少年の物語。
これでこの読書が重層化されました。

薄いお茶を飲むように毎日さりげなく贈与をする、されるを積み重ね、どこかの瞬間にアレっこれってなんだ?と気づくのがいいのでしょう。

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