さて、昨今の注文住宅は部屋のほとんどが「洋室」で構成されていて
「和室」は減少傾向にあるように思います。
私感ですが、特に北海道ではその傾向が強いのでは?と考えています。
しかし、「本格的な和室は必要ないけれど、畳のある部屋は欲しい」
というご要望はお聞きすることがあります。
三尺角(約91センチ×91センチ)のヘリ無し畳を床に敷いて、
床の間や床柱、長押(なげし)などの装飾部材は省略し、
天井・壁はクロス仕上。
「畳敷きの洋室」とでも言うのでしょうか。
このような部屋を所望される方は少なからず居られます。
形式や流行りは常に変わっていきますが、その時代に合った
空間を考えていければ、と思います。
(写真は古風な和式空間。小樽の古民家にて。)