まず最初は石狩森づくりセンターの方から森林行政の概要について教えて頂きました。 話の内容を箇条書きすると… ●森林法は森林の生産力向上を目的とした森林行政の基本法である。 ●全国、北海道、市町村、所有者が森林整備についてそれぞれ計画を立てることになっている。 ●所有者が森林を整備するためには…
1:森林資源を把握する。
2:現地確認する。
3:将来設計を作る。
4:森林施行計画の認定を受ける。
ということでした。
次に札幌市森林組合の方からお話しして頂きました。 その概要は… ●札幌市には約7万㌶の森林がある。 ●その内訳は国有林(5万5000㌶、民有林1万4000㌶(手稲山6000㌶、私有林2000㌶、一般個人企業6000㌶))。 ●石狩管内には札幌、石狩、石狩北部、千歳の4つの森林組合がある。 ●札幌森林組合は主に市有林の管理を行っている。 ●薪の量に「一敷」という単位があり、これは60㎝×1,5㍍×1,5㍍である。これを引き取り価格1万円(アカシア、シラカバ、ナラ、イタヤが混ざっている)で売っているが、もう在庫が少ない。 ●薪づくりは手作業。 ●できれば自分で割って薪づくりに親しんで欲しい。但し、周辺への音対策は必要。 ●薪は丸太をチェンソーで横に切り、斧か薪割り機で立てに割るが、横に切った後にすぐ割ると割りやすい。 ●立木は冬に水分を抜くので冬に伐採することが望ましい。
最後に薪ストーブ利用者の方からお話しして頂きました。 内容は… ●すっかり薪ストーブの虜になってしまった。 ●5月から8月までの週末は薪割りをしている。 ●ナラ、タモは持ちがよいが、カラマツはすぐ燃えてしまって、手間がかかる。従って今シーズンはナラ3m3、シラカバ3m3購入した。 ●今年はペーパーログを作ってみているが、1日3コくらいしか作れない。 ●春先と秋口はFFストーブを使い、本格的な冬は薪ストーブのみで暖房している。 ●今後は植林もしてみたい。 ●木灰を畑に使ってみたりしているが、より良い活用方法を研究したい。 以上、5人の方からそれぞれのお立場で薪に関してお話しして頂きました。 とてもリアルで今後の参考になるお話ばかりでした。