当社としては籾殻ブリケットはおもしろいと思いますが、燃料としての機能性をまず確かめなくては・・と思い、先日、当社の農業部門、当別ひろがりファームで採取してきた籾殻で実際にアサヒさんに薪を作ってもらいました。 昨日はその籾殻薪をサンプルとして薪ストーブを使っている人に焚いてもらおうと、アンケートともに配布しました。 後日、その結果を調査したいと思っています。
次に北海道リンクアップ(株)の唐牛社長より薪ストーブについていろいろとお話しして頂きました。 薪ストーブも奥が深いなと思いました。 まず気になる薪の値段ですがナラ・タモで21000円/m3(消費税・運賃込み・札幌市内)シラカバで19500円/m3。 2,4m位の自分で薪割りしなければならない原木は千歳森林組合で5,6m3単位で販売していて8000/m3。 ちなみに薪ストーブが主暖房で朝から晩まで焚いている40坪くらいの住宅で年間使う薪の量は7〜8m3。 出来合いの薪の値段に換算すると17万円くらいです。 次に樹種についてですが、針葉樹はヤニがでて薪としてあまり良くないという言い伝えがありますが、実際はそれほどでもないという話。 乾燥した針葉樹を高温で焚くとそんなにヤニはでないということでした。 また、夏場に切った原木は水分が多くて、その年の冬には使えないそうです。木は冬に立ち枯れ状態になるので、冬に切って次の夏乾燥させ、その次の冬に使うものだそうです。 次にストーブの種類について。 薪ストーブのメーカーで大手と言えばダッチウエストとバーモントキャスティング。 薪ストーブの燃焼方法には触媒方式、リーンバーン・エヴァバーン方式、クリーンバーン方式の3種類があるそうです。 触媒方式は昔ながらの方式で部品交換などメンテナンスに若干費用がかかるそうです。 リーンバーン・エヴァバーン方式は北米の方式で薪ストーブを本格使用する方に有効です。操作が少し難しいのですが、長時間(7〜8時間)燃えます。 一方、クリーンバーン方式は北欧式で操作は簡単ですが、燃焼時間がリーンバーン・エヴァバーンより少し短いそうです(4〜5時間)。 いずれも燃焼効率は70〜80%くらいだそうです。 最後に煙突の話です。 煙突は必ず断熱二重煙突にしなければならないということです。煙突を断熱することによって円筒内部の煙の温度が下がらずにススがたまりづらいと言うことです。 煙突をまっすぐ屋根の棟より高く上げることが重要で、新築設計ではその辺を考慮し間取りを考えた方がよいとのことです。