坂本さんは2006年からヨーロッパのエコビレッジを訪問する旅に出て、その後、イギリスのウェールズに定住し、コミュニティガーデンを主催しながら徐々に地域の人々との交流に関わるようになったとのことでした。 そこでロブホプキンスという方が提唱したトランジションタウン構想に出会い、共鳴したそうです。 ところでトランジションとはよく空港での乗り換えを「トランジット」というように「移行」を意味するそうで、 つまり石油依存社会から脱石油社会への移行をめざすということです。 坂本さん曰く、ロブホプキンスの偉いところはその移行を終えた社会は必ずしも悲観的な社会ではなく、今より満足度の高い社会になるということだそうです。
トランジションタウンの特徴は脱石油につながることをしようと言うことですが、具体的で固定的な策があるわけでなくとにかく出来ることから始めようと言う…ことらしいです。
典型的なトランジションタウンとしてエコビレッジがありますが、そのいくつかの事例を紹介して頂きました。 その中のキーワードとして「シェア」がありました。自分が使い終わったものを他人がシェアする、あるいは一つのものを共同でシェアすることで無駄を少なくするという考えです。 坂本さんの話を受け、私たち自身の出来事と置き換えてみるとどうだろう?という話の中で、エコビレッジ暮らしでは収入は少なくなるだろうがその分支出も減るだろうか?つまり収支のバランスをはじいてみたらどうだろう?という議論が出ました。 どなたか、そういうシミュレーションをしていただけると考えやすいのですが…