札幌の昔の生活から現代に通じるエコなヒント
会合番号:26
札幌村郷土記念館(札幌市東区北13条東16丁目(011−782−2294))。 お話し頂いたのは事務局の玉井晶子さん。 玉井さんのお話の中で興味深かったのは時間の使い方でした。 何かというと、昔は何をするにしても時間がかかったが、現代はどうかというと昔かかった時間がかからなくなった分だけ何かプラスのことをしているかというと、そうでもない。 テレビを見たり遊んだりする時間に浮いた時間が使われている。 果たしてそれで良いのだろうか?ということです。私たちは時間の使い方をもっと大切にしなければいけない。 また、これ以上豊かな生活は今後、望めないのではだろうか? であればもっと不自由さの中に豊かさを見出す意識が必要ではないか?という示唆を頂きました。
ところでそもそもこの札幌村郷土記念館は1977年に建てられ、札幌の開拓者である大友亀太郎(おおどもかめたろう、1834年 - 1897年)や玉葱栽培の歴史資料が多く保存されています。 ちなみに大友亀太郎は二宮尊徳の門下生の一人で創成川のもととなる「大友堀」を掘るなど、用水路や橋梁をはじめとする土地の開発に尽力した方です。 1867年にこの場所に大友亀太郎役宅が建設された当時は近くに現在の伏籠川にあたるフシコサッポロ川が流れていたそう。 木で出来た米びつ。 昔は何にでも木を使っていたと言うことですね。