「小鳥の森」に入るとすぐに落ち葉コンポストがあります。 これは枯葉を入れて5〜6年寝かせて堆肥にするものです。下の方に窓が設けてあって堆肥の出来具合がわかります。 大きいミミズが結構いるそうです。5年くらい経つとほとんど土のような状態になります。
ため池。 エビやオタマジャクシが住んでいます。 井戸水を時々補充します。 以前は手こぎポンプで汲んだ水をケロケロ水路という流しそうめんのような半切りのパイプを斜めに渡して水を補給したそうです。現地を案内して頂いた後、園舎にて説明を受けました。 その説明の中で特に印象深かったのは幼児期から自然体験をする事により後の人間形成において人間的な幅が広がるという事です。 そのためには大人がその体験を与える必要があります。 手つかずの自然は子どもにとって脅威です。 平和幼稚園のビオトープは「森の中に妖精がいるよ」というファンタジーの世界を創り出す事によって子ども達が気軽に森にはいるような工夫をしているそうです。 子ども達の目線に立ち「体験」によって子ども達が育つような大人達の関わりが大事だと思いました。 これは家造りにおいても一緒で、家の中だけではなく庭や家の周り空きスペースを有効活用して子ども達の体験を助長するような設計が大事であると思いました。