台の上にどんどん木を載せ、次から次へと電動ドリルで穴をあけていきます。穴の直径は10ミリ程度。深さは3センチくらい。 木の径は15センチくらい。長さは80センチくらいなので25個穴をあけるとなると、5個ずつ5列という感じになります。 ただし、キノコの根が干渉しないように互い違いに穴を開けます。
最後に打ち込んだ栓の表面に蝋を塗って雑菌から保護します。 これからこのホダ木を日陰で15℃くらいの場所に保管しておき、うまくいくと今年の秋に少し、本格的には来年の秋に収穫できるということです。 肝心なのは温度と湿度管理で、これを上手にやると菌の根が木の皮の下に定着します。キノコの根が定着したかどうかを見分けるには木の断面を見ると良いそうで、ここが白くなるとうまく定着しているということです。 とりあえず今は当社の倉庫で保管し、雪がとけたら場所を私の自宅近くの日の当らないところに移し管理しようと思っています。 このまちなか暮らし研究会はそもそもまちなかでの自給自足を考える会でして、今回のような災害時に役立つかどうかわかりませんが、災害や戦乱によってエネルギーや食糧が滞った時には間接的に役立つ知識だと思います。 またそうでなくても資源は限りあるわけですから日々の心がけとして自給自足的な知見は身につけておきたいものです。